摩耶山（山形県鶴岡市・標高1,019ｍ）

やまがた百名山・日本三百名山　摩耶山

　摩耶山は、鶴岡市温海地域の東南端、鶴岡市朝日地域の境にまたがり、新潟県境近くに聳え立つ標高1,019ｍの山。山名の由来は、主祭神、須佐之男命が国土経営の時、乗馬をこの山に繋いだことから、「厩山」と号したという。都岐沙羅柵が建設されるや、その守護神として厩山城輪神社と称され、出羽開拓の鎮守となったという。

さらに、山の形が奇妙なことから漁民航海の目標とされ、航海安全の守護神となった。また、平安初期、熊野修験の黒珍が入峰して以来、仏母摩耶山、或いは摩耶山三所権現と称され、他方熊野権現の本宮として修験の霊場となった。

標高約1,000ｍのわりに峻険な山

登山口は、温海エリア側に「越沢口」「関川口」の2か所、朝日エリア側に「倉沢口」の1か所がある。標高（1,019ｍ）のわりにはキツイ登山道と、山頂の眺望のよさで登山者には人気。山頂からの眺望は鳥海山・月山・佐渡、また晴れた日には秋田の寒風山も望まれ、とても素晴らしい。「磐梯朝日国立公園の大展望台」として登山愛好家に親しまれている。

5月下旬に山開きが行われ、10月下旬に閉山がされるまで登山が楽しめ、毎年開山と閉山に合わせ登山会も実施する。

【お知らせ】
摩耶山登山を予定している方にお知らせです。
・温海エリア側（越沢口、関川口）のルートで、七つ滝に通じる道は、安全を確保できないため通行止めとなっています。
・閉山日以後は、摩耶山川橋や案内看板等を撤去します。登山を計画の方は閉山日より前に登られることをおすすめします。※手すり・梯子・案内板等の撤去期間は、天候などにより前後する場合がありますのでご注意ください。
・令和5年5月20日に雪害調査を実施し、越沢・関川口から山頂までの登山道に看板・ハシゴ等を設置しております。ただし、越沢口から山頂までの登山道で一部倒木がありますので、十分にお気をつけください。

名称	摩耶山
山開き	5月下旬
山閉じ	10月下旬
頂上までの時間	約3時間
アクセス	山形自動車道鶴岡ICから国道345号経由車で40分～45分