近世念珠関址

鼠ヶ関・近世念珠関址

奥羽三大古関の一つ、「念珠関」のあった鼠ヶ関 

 出羽・越後の国境として重要な役割を果たしていた関所。鼠ヶ関は今から1300年前、蝦夷防衛のための前線基地でした。当時は、現在の県境付近に関所があったことが発掘調査で確認されています。この場所に移転された事情や時期は明らかにされていない。

国道7号線沿いに位置するこの史跡。江戸時代は「鼠ヶ関番所」と呼ばれ、荘内藩主として酒井氏が入部された、元和8年(1622年)以後に整備されたといわれる。

御番所屋敷は、東西に十三間、南北八間(108.8坪)、道路から一段高くなっていて、西面には石垣が積まれ、木柵が建てられ隣家との境には柴垣が結ばれていた。御番所が廃止になったのは明治5年のことだった。

大正13年ごろ、江戸時代の関所が「史跡念珠関址」として内務省指定史跡に認定されたが、「古代鼠ヶ関址」の存在が発掘調査により確認されたため、この地の史跡を「近世念珠関址」と称することになった。

住所〒999-7126 山形県鶴岡市鼠ヶ関字横路246傍
アクセス山形自動車道鶴岡ICから国道7号経由 車で45分
JR鼠ヶ関駅下車徒歩10分
駐車場有り(4台)

アクセス

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