あつみ温泉について

温海川と温泉街雑感

千二百年の歴史を紡ぐ 出羽の国の名湯 あつみ温泉

山形県鶴岡市にある”あつみ温泉”は、千二百年前、傷を癒す一羽の鶴から開湯の歴史が始まったという言い伝えがあります。江戸時代に庄内藩主酒井忠勝公が入国した後、庄内藩の湯役所が設けられ、湯治場として栄え現在のような湯町ができました。
古くから文人墨客も多く訪れ、松尾芭蕉、与謝野晶子、横光利一など、小説、詩歌に数多くうたわれています。夕方、風呂桶をもって共同浴場に向かう人々の姿は、あつみ温泉の日常です。暮らしに欠かせない存在、鶴も人も癒やしてくれる歴史あるお湯を心ゆくまでご堪能ください。


あつみ温泉の泉質と効能

あつみ温泉は、幅広い恩恵を享受することができる温泉として長年親しまれています。心身の疲れを癒し、免疫力や血行を促進する効能を存分に体感していただけるでしょう。また保湿・保温で肌を整え、美肌効果が期待されます。

贅沢な自然の恵みで、心も体もゆったりとおくつろぎください。

項目              内容
泉質ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
源泉温度六十八℃
湧出量毎分千三百リットル
適応症浴用:
(特効)切り傷、やけど、湿疹、皮膚病
(一般)神経痛、リウマチ、婦人病、腺病質、処病回復期
禁忌症飲用:
(一般)胆石、胃腸弛緩症、尿結石、金属中毒症、慢性便秘、蕁麻疹
浴用:
慢性消化器症、慢性便秘、慢性胆のう炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
飲用:
肝臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの甲状腺機能亢進症、下痢

あつみ温泉を満喫しよう

さまざまな楽しみ方で、あつみ温泉の魅力を満喫できます。ぜひ、その魅力を存分に味わってみてください。

”全身で満喫する”…あつみ温泉共同浴場へ

「チャポン、ふぅ~、ザバァー」温泉大好きな地元の人が桶を片手に集まるあつみ温泉の共同浴場。源泉かけ流しの少し熱めのお湯と、地元の人々と触れ合う温かい雰囲気で、身も心も癒されるひとときをお過ごしいただけます。

・協力金を料金箱に入れて入浴してください。 正面湯・下の湯:300円、湯之里共同浴場:200円
・ご利用時間 正面湯:6:00~8:00、11:00~22:00 下の湯:6:00~11:00、14:00~22:00 湯之里共同浴場:14:00~22:00 
・タオル・石けん等はご持参ください。

”体の内から温泉を感じる”…飲泉所

あつみ温泉の飲泉所では、天然の恵みが凝縮された温泉水をお楽しみいただけます。飲泉水は、健康を保つのにおススメで、体の内側から癒しと活力がみなぎります。歴史ある温泉地で、心身ともにリフレッシュしましょう。

ただし、体調のすぐれない方や特定の疾患のある方は、事前に医師と相談されることをお勧めします。

”散策の途中にひとやすみ”…のんびり足湯

温泉街にある趣きの違った3か所の足湯があります。それぞれにはあつみ温泉の方言にちなんだ名前がついています。「あんべいい湯で話もはずむ!まんずあづみはもっしぇえの~」

あつみ温泉の観光情報・スポット