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夫を亡くし、あつみ温泉で沈んだ心を癒した与謝野晶子
夫、鉄幹とともに「明星」の中心となり、自由奔放、官能的、情熱的な歌風によって浪漫主義詩歌の全盛期を現出させた晶子だが、昭和10年3月に夫を亡くし、6月末から7月にかけてあつみ温泉を訪れ沈んだ心を癒しています。「二日の夜、無事帰郷いたし候、出立の際は、わざわざ御見送り下されかたじけなく存じ申候、山形県の温海の湯までまいり候ひし云々」とある。
昭和10年刊行の遺歌集「白桜集」の中に、「越より出羽へ」と題し十首収載されている。
さみだれの 出羽の谷間の 朝市に 傘して売るは おほむね女
朝市の 始まりぬとて 起される ほととぎすなど 聞くべき時刻
二日して 湯の香混じりの 五月雨に 馴れし出羽の 温海山かな
住所 | 〒999-7204 山形県鶴岡市湯温海 朝市広場 |
アクセス | 日本海東北自動車道 あつみ温泉ICから車で5分 JRあつみ温泉駅から徒歩30分 |
駐車場 | あつみ温泉お客様駐車場(大和屋菓子舗横 立体駐車場2階(10台) 温海温泉林業センター駐車場 (いずれも無料) → あつみ温泉お客様駐車場 |