☎0235-43-3547
この黒松は今から400年ほど前、佐藤茂右ヱ門(村上屋旅館(昭和35年4月廃業))が盆栽の松を地植えし、これを代々続けて庭師に手入れさせ作り上げた、臥龍松の一型である。枝はすべて葡萄幹の上方にだけ生じ、いずれもねじれており、その太さも大体同様で異様な形をしている。成長の過程で相当庭師の手が入っている。
主幹の高さ4.2m、目通り幹囲1.2mで東北方と西南方に出る支幹は一直線となし、東北方にのびている枝の基部周囲は1.3mと本幹よりも発育し、7mほど地を這い、それから斜上にして高さ3mの支柱で支えられ、全長は20mにおよび、切りとめられている。
また、西南方に伸びる枝は、高さ1.5mのところから分岐し、ほぼ水平に伸び約7mのところで切り止められている。
この松は他の臥龍松のように葡萄幹が屈曲しないで直線状で僅かに斜上しているところに特色がある。
この松は昭和30年8月1日に山形県の天然記念物に指定された。
住所 | 〒999-7126 山形県鶴岡市鼠ヶ関乙287 |
入場料 | 協力金 100円 |
アクセス | 山形自動車道鶴岡ICから国道7号経由 車で45分 JR鼠ヶ関駅 徒歩3分 |
駐車場 | 有り 12 |