開湯1,200年の歴史を持つ“あつみ温泉”を楽しむのなら浴衣に袖を通して“まちブラ”するのがおすすめです。というのも、浴衣姿の宿泊客にはとってもお得な特典が用意されているから。「これは利用しないわけにはいかない!」ということで“浴衣めぐり”を中心にあつみ温泉を紹介します。
“浴衣めぐり”の参加方法はとっても簡単。お宿にチェックインしたらお気に入りの浴衣をチョイスしましょう。様々な色浴衣が用意されているので迷ってしまいますが、この時間が結構楽しいんです。着替えたらフロントで“浴衣めぐりマップ”と巾着をもらって準備完了。巾着には特典と交換できる“おはじき”が3つ入っていますのでお忘れなく。
あつみ温泉のメイン通りは「かじか通り」で、温泉街を流れる温海川に沿って湯町さんぽをするのがオススメです。川のせせらぎをBGMに季節によって、桜や紅葉などの風情を堪能できます。
歩いていると通り沿いにベンチや花鉢がたくさん設置(冬季期間を除く)されていることに気がつくかもしれません。これは、まちづくり団体が通りからおもてなしの気持ちを伝えようと始めた取り組みで、「あつみ温泉でゆっくりしていってのお」そんな想いが込められています。
あつみ温泉のお店は端から端までが1km未満でコンパクトにまとまっています。湯町さんぽにはちょうどいい距離です。
“浴衣めぐり”に参加するとお店で様々な特典が受けられるので、お散歩ついでに気になったお店に寄り道しましょう!地酒・クラフトワインの試飲、特別割引、限定商品のプレゼントなどお得が満載。そして、何より地元の人と会話を楽しめるので旅行気分は上がりますね。
あつみ温泉には温泉神社があります。この地に住む人々にとってお湯は欠かせない存在で、それは開湯とされる1,200年前から変わらないことです。巡り合ったお湯への感謝を伝えにお参りしてみてはいかがでしょうか。
“あつみ温泉バラ園”は庄内で唯一のバラ園です。6月から10月にかけて約90種、3,000本の色とりどりの美しいバラが花を咲かせます。オススメは“バラトンネル”。全身がバラのアロマに包まれるのでとっても癒されます。
バラ園は雰囲気のある温海嶽熊野神社境内にあり、温泉街を見渡せる高台に位置しているので、ここからの景色は必見ですよ。どこかに“殿様のバラ”と呼ばれる鶴岡のお殿様、酒井家から譲り受けたバラがあるそうなので探してみてくださいね。
温泉街のバラ園近くで期間限定オープンしている“ローズガーデンカフェ”のアイスの薔薇は本物みたいと大人気。フォトジェニックなスイーツとしても評判を集めています。
オーナーの榎本さんは大好きなバラ園に多くの方に足を運んでもらいたいという想いからお店を始めたんだそうです。
公園内にあるウッディーなお店のオープン空間も◎。湯町さんぽで必ず立ち寄りたい場所の1つです。
あつみ温泉には足湯が3ヶ所あります。それぞれに特徴があり、川が目下に広がる「もっけ湯」、道の真ん中でくつろげる「あんべ湯」、カフェと併設されている「もっしぇ湯」と気分に合わせて楽しめます。
全国の足湯はだいたい屋根がついていると思いますが、あつみ温泉はノンルーフ。温泉街からの景色と開放的な空間を最大限楽しめるようにという想いが込められています。
浴衣は気分をあげるだけでなく、足湯に浸かるのも超便利。湯町さんぽは浴衣で決まりですね。
あつみ温泉の夜は幻想的です。季節毎のライトアップ期間に訪れれば、昼とは違ったあつみ温泉に出逢えます。川のせせらぎの風情はそのままに湯町さんぽを2度楽しみましょう。